朗読コンサート「忘れられないプレゼントをあなたに~石の街に響く朗読と音楽~」が10月26日、「大谷コネクト(大谷観光周遊拠点施設)」(宇都宮市大谷町)で開催される。
当日は、ギター演奏に乗せて、宇都宮市在住の青木ひろこさんと須賀由美子さんが朗読する。青木さんは「演劇舎蟷螂」「劇団 燐光群」での演劇活動を経て、「下北沢言語表現研究西澤ゼミ」に参加。現在、朗読家としてさまざまな演奏家やダンサー、美術作品やアーティスト、能楽などとコラボレーションしている。
須賀さんは現在、栃木県内のテレビ、ラジオで4本のレギュラーを担当。朗読活動、司会、ナレーションなどで幅広く活動している。
今回朗読する本は角田光代さんの「Presents」。同書は「女性が一生の間にもらうプレゼント」をテーマにした短編集で、今回は「名前」「合い鍵」「涙」の3作を、作品に合わせて作曲したオリジナルの曲に合わせて朗読する。
作曲とギター演奏を担当する小川倫生さんは鹿沼市生まれで、1998(平成10)年、「太陽と羅針盤」をリリース。現在までに8タイトルのアコースティック・ギター・ソロのアルバムを発表している。
今回は、作品のイメージに合わせた舞台装飾も施す。舞台装飾を手がけるのは、宇都宮市生まれでクリエーターのUshimaru Saekiさん。「言葉では強く伝わりすぎてしまうもの」を色やイラストなど、アナログ手法で表現しているクリエーター。今回は、デザインした作品をイーゼルにかけ、プレゼントボックス風に展示するなど、「さまざまな形で作品の世界を装飾する」という。
青木さんは「ほっこりと心が温かくなる作品。来月で1年目を迎える大谷コネクトで、秋の大谷の散歩とともに朗読と音楽と美術をぜひ楽しんでもらえれば」と話す。
13時30分開場、14時開演。入場料は3,500円。