
企画した深谷ノブヒトさんは3年前、東京から宇都宮に移住し、人とのつながりを改めて大切にしたいと思いが強くなったこともあり、宇都宮で「何でも話せて、何でも聞ける場所」を形にしていきたいと思い、もともと好きだった「本」を軸に居場所づくりを始めた。
開催は今回で5回目。これまで宇都宮市内のカフェやレンタルスペースを会場に月1回のペースで開催。本好きであれば誰でも参加でき、今までに経営者や会社員、フリーランス、学生など、「学びが好き」「新しいもの好き」「人と会話するのが好き」な延べ25人が参加してきた。
読書会に持参する本は何冊でも可能で、本以外のネット記事でも良い。「本は一つのきっかけで、参加者が話を聞いてくれるうれしさがある」という。
深谷さん「お薦め」の一冊は、社会人1年目の時に母がプレゼントしてくれた「菜根譚(さいこんたん)」。変化の激しい時代、自分らしさを大切にできる本だという。「『好き』は何より人生の活力になり得るので、今後は会を通して自分の既にある『好き』に気づく、新しい『好き』に出合える場にしていければ」と話す。
次回は8月22日、宇都宮市民プラザ(馬場通り4)で予定。開催時間は19時~20時30分。参加費は会場費を人数割りする。