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東武宇都宮の物産展に「日光社参巻」 「八潮鱒巻」などのり巻き3種

「日光社参巻」を手にする苅込陽加さん

「日光社参巻」を手にする苅込陽加さん

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 水産仲卸の「苅込」(宇都宮市簗瀬町)が7月31日から、東武宇都宮百貨店(宮園町)の「ふるさと栃木物産展」でのり巻き「日光社参巻」を販売する。

会場の様子1

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 同社は宇都宮中央卸売市場にあり、水産仲卸業をメインとし、マグロを中心に県内の飲食店に食材を提供している。父が社長を務める苅込陽加さんは「昔からなじみのある卸売市場を元気にしたい」との思いから、両親の反対を押し切って業界に飛び込んだという。

 栃木県の良いものを探していたところ、県内で養殖されている「ヤシオマス」に目を付け商品化を進め、「八潮鱒(マス)巻」が完成。ほかに本業の食材を活用した「漬け鮪(マグロ)巻」、生産量が日本一であるかんぴょうにワサビを入れた「サビかん」の3種類の「のり巻き」となった。「地元のおいしい食材を使った商品『日光社参巻』として販売していくことになった」という。価格は各540円。

 大阪・関西万博の「栃木県ブース」の一角にあるパブリックキッチンでも6月27日~29日の3日間、販売した。一定の基準をクリアした約80キロの「プレミアムヤシオマス」を仕入れて万博に臨んだ。苅込さんは「『八潮鱒巻』に栃木県らしさをさらに加えたいと試行錯誤しながら、宇都宮産のユズ『宮ゆず』を一緒に巻物にしたら、互いが引き立て合っておいしさが増した」と振り返る。

 苅込さんは「海なし県の栃木だが、水産業や市場をもっと元気にしていきたい。海外から来ている人にも『栃木の魚が一番おいしかった』と口コミで広めてもらえたら」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。8月5日まで。

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