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宇都宮市立東図書館で朗読会「怖い話」 オカリナ演奏に照明効果も

鵜飼さん(左)とツルタさん(右)

鵜飼さん(左)とツルタさん(右)

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 宇都宮市立東図書館(宇都宮市中今泉)で7月13日、同館周年記念事業として初の「怖い話」に焦点を当てた朗読会が開催された。

舞台セット

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 同館は1992(平成4)年7月に開館し、毎年開館記念で7月にイベントを行っている。今年は同館20~30代のスタッフから希望の多かった「怪談」をテーマに、舞台役者で朗読家の鵜飼雅子さんに依頼し、オカリナ奏者のツルタハルさんと共に朗読会「怖い話」を行った。

 参加者は事前に予約した宇都宮市内外の10~70代の約50人。栃木県外からの参加者もあった。

 作品は小泉八雲「幽霊滝の伝説」、江戸川乱歩「人でなしの恋」、佐藤晴夫「あじさい」の3作品。鵜飼さんは「朗読に演奏、それに照明効果があったら面白いのではと思い、怪談用の照明を県内で活動している照明家に企画してもらった」と話す。舞台の上にはスクリーンに写された同館制作の煙状の映像と共に、ろうそく型の明かりや照明効果用ライトを設置し、シーンに合わせ舞台色が変化。ツルタさんは大きさの違う4種のオカリナとカリンバを使い場面に合わせ演奏したほか、作品と作品の間にはソロ演奏を披露した。

 宇都宮市在住の吉澤由紀子さんは「大人向けのイベントで良かった。江戸川乱歩などまた読んでみようと思った」と話し、他の参加者と共に会場後方に集められた怪談関連書籍を眺めていた。

 同館企画担当の中根理香子さんは「暑い夏、これで少しでも涼んでいただけたのでは」と話す。

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