宇都宮フルートオーケストラの定期演奏会が11月3日、宇都宮市南図書館(宇都宮市雀宮町)サザンクロスホールで開催された。
同オーケストラは2012(平成24)年の設立以来12年が経過し、演奏会は今回が11回目となる。団員は30~70代の男女14人で、指揮者の浦里知子さん、賛助出演者3人が加わり18人で上演。フルートのほか、ピッコロ、アルトフルート、バスフルートなど多彩なフルート属楽器で編成された大編成のアンサンブル。
演奏会は2部構成で、ドラマやアニメになった「のだれカンタービレ」でも使われたベートーベン作曲「交響曲第7番 作品92より第1楽章」など計9曲、約2時間の演奏会となり、約200人の観客が耳を傾けた。
指揮を務め、フルートソロの演奏を行った浦里知子さんは「フルートだけの集団なので、音色も変わりにくく、単調なものに感じられがちだが、演奏の仕方によっては同属楽器とは思えない多彩な音楽を作り出す」と話す。
団長の枝野修一さんは「合宿を行いながら練習を積み重ね、仲間との連帯感や絆を深め集大成の演奏会になった。来年も趣向を変えて行いたい。フルートの経験があり興味のある人も一緒に楽しめれば」と呼びかける。