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宇都宮のボランティア団体「えん」が絵本を通じた自然体験活動

野外でのワーク

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 陽南地域コミュニティセンター(宇都宮市大和1)を拠点に活動している地域居場所運営の会「えん」が「子どもゆめ基金」を活用し、「放課後ブック楽校 14ひきのねずみの世界へ」を開催した。

室内でのワーク

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 料理と子ども好きのボランティアが集まって、家庭でも学校でもない第3の居場所(サードプレイス)を目指している同会。同会の吉澤由紀子さんは「絵本作家いわむらかずおさんの絵本『14ひきのねずみシリーズ』には里山の四季があり、自然があり、動植物がいて、常に循環が行われている。その循環が行われている里山を知ってほしい」と3日間のプログラムを企画した。

 10月9日と12日には専門家による「14ひきのねずみシリーズ」の読み聞かせを行い、子どもたち自らも読み聞かせを行ったほか、映像を使って秋の里山の自然への理解も深めた。

 10月26日の最終日には実際に「いわむらかずお絵本の丘美術館」へ行き、絵本の原画やスケッチの展示を見学。絵本の舞台になっている自然を体験した。子どもたちは絵本に出てくる山芋のつるやむかご、昆虫などを目の前にして大騒ぎしていた。

 陽南小学校6年の吉永一輝さんは「白黒でも奥行きとかがよく分かる」と言いながら、細かく書かれたいわむらかずおさんの原画を見てつぶやいていた。

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