リサイクル着物のセレクトショップ「着物HAUS」(宇都宮市松原3)が2月20日で10周年を迎えた。
創業76年の老舗呉服店「呉服おぎはら」3代目の荻原貴則さんが手がける同店。荻原さんは東京で着物とは異なる業界に就職していたが、働く中で次第に「社長として働きたい」と考えるようになったという。身近にいた経営者が母親だったことから相談したところ、「呉服店を自分の思い描く形にしてもいいが、まずは『着物』を学んでみては」と背中を押された。
2012(平成24)年から「銀座きもの和楽市」で修業を積み、2016(平成28)年に独立。2018(平成30)年2月、店舗拡充に伴い現在の場所へ移転し、「着物HAUS」としてリニューアルオープンした。
店内では、主に京都や銀座で仕入れた正絹の着物や振り袖、訪問着、フォーマル着物などを取り扱う。小物を含めると約1000点をそろえ、価格は5,500円から。振り袖はレンタルにも対応する。
仕入れやリサイクルを通じ、従来の呉服店とは異なる感性を打ち出そうと、2020年には一般社団法人「宮魁道中」を設立。着物文化の継承と地域活性化を目的に、宇都宮中心部で約100人の花魁(おいらん)姿の女性が練り歩くイベント「宮魁道中」を、これまで7回開催してきた。
荻原さんは「素晴らしい着物が世の中に数多くあり、その価値や魅力に引き込まれて今の自分がある。若い世代に限らず、着物の良さを伝えられるような面白い企画を今年も仕かけていきたい。着物が好きな人も、これまで縁がなかった人も気軽に立ち寄ってほしい」と話す。
営業時間は11時~18時。火曜定休。