宇都宮ヤクルト販売が経営する「ヤクルト御本丸カフェ」(宇都宮市本丸町)が9月20日で1周年を迎える。ヤクルト製品を使ったカフェは全国初となる取り組みで、1年間で約4万5000人が来店したという。
店の前にはヤクルトのオブジェを置き、撮影スポットにもなっている。店内には、隣接する宇都宮城址公園が眺められるテーブル席やソファ席合わせて52席を用意。メニューは、「ヤクルト」「ジョア」をアレンジしたオリジナルスイーツや軽食を提供。オンラインショップのみで販売する「アイスdeヤクルト」は、同店と6月にオープンした「ヤクルトゆいの杜カフェ」(ゆいの杜5)の2店舗で提供している。
1周年を記念して20日より、シャインマスカットとヤクルト製品を使ったオリジナルスイーツのアフタヌーンティーを限定で提供。シャインマスカットの緑がベースとなり、赤や茶色の食材を少量加えることで、「秋を迎える季節を感じさせる演出のスイーツになっている」という。価格は2,480円。
アフタヌーンティーのレシピを考えたシェフの齋藤成美さんは「アフタヌーンティーは下段の皿から食べていくのがルール。一番上段の『アイスdeヤクルト』を食べる時にはアイスが食べ頃になるよう計算している。カフェでの気軽なアフタヌーンティーを楽しんで味わってほしい」と呼びかける。
宇都宮ヤクルト販売広報担当の小嶋美歩さんは「最初は物珍しさでの来店が多かったが、最近はリピーターが着実に増えてきている。昨年開業したLRTが店内から眺められる『ヤクルトゆいの杜カフェ』共々、地元に愛される店を目指していきたい」と話す。
記念の限定メニューは両店で提供する。各店1日20食限定。要事前予約(1組2~8人)。ウェブと電話で受け付ける。今月29日まで。