がん啓発活動を行う「みんなで知ろうがんのこと栃木」が5月15日~17日、女子ソフトボール「JDリーグ」第5節ホンダリヴェルタのホームゲーム内でブース出展する。
宇都宮清原球場(宇都宮市清原工業団地)内で来場者に向けて、がんについて考えるきっかけづくりと知識の普及を図る。同団体は、がん患者会や支援団体が少ない県内において、「がんになっても安心して暮らせる地域社会」の実現を目指して活動している。
2024年には乳房健康研究会のピンクリボンアドバイザー全国アニュアルミーティングで、同団体代表の高橋恵未さんが地域活動を報告し、ピンクリボン大賞を受賞。同席していたJDリーグ関係者との縁をきっかけに、リヴェルタのホームゲームでの啓発ブース出展が実現し、今年で3年目を迎える。
JDリーグは日本女子ソフトボールリーグ機構が主催する国内最上位リーグで、全16チームが所属。「健康」「個性」「表現」「感謝」をコアバリューに掲げ、各地で乳がんの早期発見・早期治療の重要性を伝えるピンクリボン運動にも取り組む。選手自身の理解促進とともに、競技を通じた社会への発信に取り組んでいる。
キャプテンで内野手の大川茉由さんは「試合会場に足を運んでくださった方が、球場での啓発活動をきっかけに、自身の健康や検診について改めて意識を向ける機会になれば」「スポーツを通じた地域貢献や市民団体との連携を通じて、一人でも多くの県民にチームを知ってもらいたい。年齢や性別を問わず、ソフトボールならではのスピード感ある試合展開を体感してほしい」と来場を呼びかける。
当日は、がん検診啓発チラシや乳がんについてまとめた冊子を配布するほか、イベント案内などを行う。高橋さんは「スポーツ観戦という日常の中で、がんについて自然に考えるきっかけを提供できることに大きな意味がある。乳がん経験者の方から相談を受けるなど、ピアサポートの場としての役割も感じている」と話す。「女性アスリートの存在は同世代にとって身近なロールモデルとなり、健康や検診への意識づけにもつながる。今後も連携を通じて、より多くの人に届けていきたい」と意気込みを見せる。