宇都宮で活動するシニア劇団「スターライト」が4月26日、宇都宮の小劇場アトリエほんまる(宇都宮市本丸町)で第6回公演「夏の夜の夢」を上演し、2ステージで約120人が観劇した。
同作はウィリアム・シェイクスピアの喜劇を原作に、演出の鵜飼雅子さんが脚色。60~80代のメンバーが出演し、月明かりの森を舞台に、登場人物たちの勘違いやすれ違いが繰り広げられるにぎやかな作品に仕上げた。
昨年8月ごろに台本と配役を決定し、出演者は稽古を重ねてきた。鵜飼さんは「もともと喜劇としての魅力がある作品だが、今回の上演では愉快なシーンを多く取り入れ、気軽に楽しめる構成を目指した」と話す。シェイクスピア作品になじみのない観客にも「まずは楽しんでほしい」という思いを込めたという。
出演は今回が初舞台となる1人を含む9人。音楽・音響は第1回公演からツルタハルさんが担当し、生演奏が舞台に彩りを添えた。
同劇団は、経験の有無を問わずシニア世代が舞台に立つことを楽しむ場として活動を続けており、今回もそれぞれの持ち味を生かした演技で観客を引き込んだ。会場では笑い声や拍手が起こる場面もあり、終始温かい雰囲気に包まれた。
観劇した川村孝子さんは「難しい作品にもかかわらず、最後までしっかり演じ切った皆さんに大きな拍手を送りたい。来年も楽しみにしている」と話していた。
今回が初出演となった田中淳子さんは「初めてで無我夢中のうちに、あっという間に終わった。ベテランの皆さんと一緒に舞台に立てて良かった」と振り返る。