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宇都宮の古民家書店で二人展 幻想空間「蒐集室」を再現

二人展「増殖する蒐集(しゅうしゅう)室」の高橋さん(左)、やないさん

二人展「増殖する蒐集(しゅうしゅう)室」の高橋さん(左)、やないさん

 古民家を改装した宇都宮の古書店「igno…book plus(イグノ ブック プラス)」(宇都宮市天神)で4月11日、二人展「増殖する蒐集(しゅうしゅう)室」が始まった。

二人展「増殖する蒐集(しゅうしゅう)室」展示の様子1

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 同展は「リーベマヘン子爵の蒐集室」という架空の物語を軸に構成。奇怪なコレクションが増殖し、やがて部屋そのものが幻想の中に消えたという設定の下、「この街で不完全な形で発見された蒐集室」をイメージした空間を展開する。

 出展するのは、互いの作品に共通するアプローチを感じていたという、金属造形家で「工蟲標本士」として活動する高橋洋直さんと、童画家のやないふみえさん。高橋さんは架空の生き物「工蟲(こうちゅう)」の標本作品を制作し、金属素材を用いた緻密な造形で独自の世界観を表現する。やないさんは童話的なモチーフと幻想性を併せ持つ絵画や造形作品を手がけ、造形工房「studio Noff-Noff」を主宰する。

 今回は標本と絵画、造形作品を混在させることで、蒐集物がひしめく空間を再現。「異なるジャンルの作品が一体となり、来場者が物語の中に入り込むような展示構成」にしたという。

 高橋さんは「今回は部屋全体で一つの空間表現を見せることを意識した。やないさんが平面作品だけでなく立体も手がけているからこそ実現できた展示」とし、「来場者には没入感を楽しんでほしい」と話す。

 やないさんは「昔訪れた店や家のような親しみのある空間に、突然異質なものが現れる違和感を表現したかった。このような形での展示は今後実現できるか分からない貴重な機会なので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼びかける。

 営業時間は12時~19時。火曜定休。観覧無料。今月19日まで。

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