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宇都宮市民遺産に2件認定 「夫婦けやき」と戊辰戦争遺跡群

「宇都宮市民遺産」認定交付式の様子(前列左)出井さん、(前列右)大橋さん、(後列左)青山さん

「宇都宮市民遺産」認定交付式の様子(前列左)出井さん、(前列右)大橋さん、(後列左)青山さん

 2025年度の「宇都宮市民遺産(みや遺産)」認定証交付式が3月24日、宇都宮市役所で開かれた。

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 同制度は、市民や地域に親しまれてきた歴史文化資源を地域ぐるみで継承していくことを目的に、2019年度に創設されたもので、これまでに22件が認定されている。

 本年度は「徳次郎 智賀都神社の夫婦けやき」「姿川地区の戊辰(ぼしん)戦争関連遺跡群」の2件が選ばれた。交付式には、「とみや日本一の夫婦けやきプロジェクト実行委員会」委員長の大橋正行さん、「姿川地区歴史と文化の会」会長の出井昌子さんと青山美智子さんが出席した。

 「徳次郎(とくじら) 智賀都神社の夫婦けやき」は、徳次郎に鎮座する智賀都神社の神木とされる2本の大ケヤキ。奈良時代の創建時に植えられたと伝わり、寄り添う姿から「夫婦けやき」と呼ばれる。1954(昭和29)年に栃木県の天然記念物に指定され、古くから地域に親しまれてきた。

 近年では、この夫婦けやきを「富屋の宝」として再認識し、夫婦けやきを核としたまちづくりプロジェクトが始動。富屋地区市民センターなどと連携した活動を行っている。

 「姿川地区の戊辰戦争関連遺跡群」は、幕末の内戦である戊辰戦争の攻防戦の一つ、姿川を挟んで展開された「幕田・安塚の戦い」に関する歴史的遺跡群。旧幕府軍である会津藩の若き戦死者を悼み、当時の幕田村民が建立した「戊辰戦争の碑『戦士死十七名霊』」を中心に、合ノ畑墓地や旧幕府軍本陣跡、樋口城跡などが点在している。

 これらについては、「姿川地区歴史と文化の会」が歴史展の開催や地元小学校児童を対象にした現地解説付きの校外学習支援などを行っている。同会の青山さんは「4月の総会で年間計画を立て、月1回の定例会を開き、それに基づいて活動している。歴史展では講演会も行った。今後も継続しながら、より多くの人に伝えていきたい」と意気込みを見せる。

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