公益財団法人「とちぎYMCA」(宇都宮市松原2)が2月25日、いじめ反対の意思を示す「ピンクシャツデー」の取り組みを実施する。
ピンクシャツデーは、カナダで2007年に始まった「いじめ防止のムーブメント」。ピンク色のシャツを着て登校した少年がいじめを受けたことをきっかけに、先輩2人が50枚のピンクシャツを購入し、ネットで「明日、学校でピンクシャツを着よう」と呼びかけた。すると翌日は賛同した数百人の生徒がピンクシャツや小物を身につけて登校。学校中がピンク色に染まり、いじめが自然となくなったという。現在では毎年2月の最終水曜日を中心に、世界各地で賛同の輪が広がっている 。
同法人ではこの趣旨に賛同し、当日はスタッフがピンク色のシャツを着用して業務を行う。日常の活動の中でいじめ問題について考えるきっかけをつくり、「同じでなければならないということではない」とし、「シャツがおそろいでいいね」「個性で参加したい人はそれぞれでいいね」と温かい連帯のメッセージを発信していく。
同法人は、子どもや若者が安心して過ごせる環境づくりを目指し、さまざまな体験活動や教育プログラムを展開してきた。今回の取り組みもその一環として実施するもので、来館者や地域住民にもピンクシャツデーの趣旨を伝え、理解を深めてもらう考え。
宇都宮市まちづくりセンター副センター長の森希実さんは「いじめは決して許されるものではないという意思表示を、一人一人ができる日。ピンク色を身につけるという小さな行動が、周囲へのメッセージになる。地域全体でいじめについて考える機会になれば」と期待を込める。