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「宇都宮市100人カイギ」県内初開催 緩くつながるコミュニティー提供

「第1回宇都宮市100人カイギ」に集まった人たち

「第1回宇都宮市100人カイギ」に集まった人たち

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 栃木県内初開催となる「宇都宮市100人カイギ」が8月29日、とちぎ福祉プラザ(宇都宮市若草1)で開催された。

「宇都宮市100人カイギ」への参加を呼びかける山口聡子さん

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 「100人カイギ」は、2016(平成28)年に東京都港区で始まり、現在までに全国130以上の地域で開催されている。立場や世代を超えた緩いつながりをつくり、都市のあり方や価値の再発見を目的とするコミュニティーをつくっていく取り組み。毎回5人のゲストが登壇し、合計100人に達した時点で解散する。栃木県内では初となる。

 開催事務局の山口聡子さんは「100人カイギというと、『100人が一堂に会する』と思われることが多いが、そうではなく、5人の登壇者が登場する集会を20回開催すると合計100人になる。登壇者にはそれぞれ10分程度のスピーチをしてもらうが、会社や肩書ではなく、『どんな人か』ということを話してもらう点が他の集まりとは異なる」と説明する。「昨年12月に品川で開催された100人カイギに初めて参加し、緩やかにつながれるところが良いなと感じた。ぜひ宇都宮でもやってみたいと思い、すぐに準備を始めた」という。

 1回目となる当日は、とちぎユースサポーターズネットワークのコーディネーター篠原悠太さん、マツパンの松本剛志社長、とちぎ園芸の富久田三千代社長、ジャクエツ宇都宮店勤務の神山陸さん、アトリエ陶游舎主宰の谷口勇三さんの5人が登壇。登壇者の一人、谷口さんは、持参した陶芸用粘土を来場者に触らせながら、「同じ『知っている』という言葉でも、『知識』として『知っている』だけでなく、『体験』して『知っている』ことが大事」と説明するなど、それぞれにユニークなスピーチを行った。併せて、来場した約40人が名刺を交換し合うなど交流を楽しむ場にもなった。

 山口さんは「SNSでのつながりは疲れると思っている方に、もっと緩く、心地良い出会いの場を提供したい。『宇都宮にもこんな人がいる』という気づきや、『この人とちょっと話してみたい』というつながりが増えると、地域がもっと面白くなる。第2回も含め、残りの19回に参加して、最後まで見届けてほしい」と参加を呼びかける。

 第2回は9月24日18時30分から、ミライト一条(一条1丁目)で開催。参加費は1,000円(高校生以下500円)。

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