二荒山神社神楽殿(宇都宮市馬場通り1)で5月31日、「永代太々神楽」が奉納される。
同神楽は「宮比流太々神楽(みやびりゅうだいだいかぐら)」と呼ばれる、江戸系神田流をくむ伝統芸能で、起源は江戸時代中期頃にさかのぼる。1969(昭和44)年には宇都宮市指定無形文化財に認定され、現在は神楽保存会により年3回奉納されている。
今年から、5月と9月の開催日を、より多くの人に楽しんでもらえるよう従来の28日固定から「最終日曜」開催へ変更した。
神楽は、日々の加護への感謝を神々に奉告し、さらなる守護を祈願するために奉納されるもの。当日は祭典の後、神楽殿で奉納が行われ、「天の岩戸の舞」「蛇永代太々神楽舞(やまたのおろち)」など全18演目を上演予定。
約40種類が伝わる神楽面の中には、江戸末期から明治期に活躍した宇都宮仏師・高田運春らの名が裏面に墨書きされたものもあり、歴史的価値の高さもうかがえる。
当日は約50席を用意する。雨天時は東回廊から斜めに鑑賞する形となる。
権禰宜(ごんねぎ)の菱沼祐太さんは「神楽は神社の歴史や、どのような神様が祭られているかを知る機会にもなる。日曜開催となったことで、より多くの方に神話の世界に触れてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~15時。入場無料。